不眠症の眠れない夜

元アル中、初老の繰り言、戯れ言か、と。

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鼠の目#475(ほぼ前文はリンクで)

鼠の目・これまでの梗概

<主な登場人物>

オレ=初老のフリーランス便利屋、通称、鼠。説教多し
オカマのマリー=オカマバーの女将、陸上自衛隊OB
ケンスケ=オレの助っ人、仏外人部隊脱走兵
山下=定年前の所轄の刑事
和田由美子=事務所の雑用を請け負ってくれている素敵な女性
和田洋子=和田さんの一人娘
川崎真知子=オレの依頼人。川崎徳一の孫
川崎真理子=真知子の妹
徳永高男=波動研究会の会長、川崎徳一の嫡外子
文龍名=カルト教団・統合真理教会のボス、波動の最高幹部も兼ねる
後藤=徳永の部下、事務方、対外折衝部門の長
宮崎一平=和田洋子のサークル仲間。波動研究会の末端メンバー
長田=波動のメンバー、上島上等兵の息子、徳永の非公然活動を担う
滝川順平=靴屋の隠居、川崎徳一の戦友
川崎徳一=本名・李光徳、川崎姉妹の祖父
川崎良子=川崎徳一の夫人。川崎聖一の母。古朝鮮の祭祀一族の末裔
川崎聖一=川崎徳一の息子であり、川崎姉妹の父。徳一の死後、失踪
川崎篤子=川崎聖一の妻。川崎姉妹の母。廃宮家の末裔
上島上等兵=滝川、川崎の終戦時の上官。長田の父親

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広場中央を巡る波動と警官との攻防は、一進一退の膠着状態が続いていた。

未曾有の騒乱事件に警察はその威信をかけて、総動員をかけていたし、政府中央も事の重大さに鑑み、治安出動も視野にいれ、自衛隊の派遣も検討され始めていた。

少なくともこの国で、ライフルによる、組織的な銃撃戦が行われた歴史はない。

浅間山荘事件という極左の発砲事件はあった。

しかし、あの事件で使われたライフルは軍事用ではなく、その数も数丁にとどまる。

ところが波動は、その十数倍の軍用突撃ライフルで武装し対峙している。

すでにこれは事件という生易しいレベルをこえ、ゲリラ戦状態にあるのだ。

治安出動が議論されてもおかしくはない。

すでに警察側は波動を圧倒する人員と火力と機械力を展開していた。

戦力的に波動との彼我の差は決定的なレベルにはあった。

しかし小雨と夕暮れ、さらに木々に遮られた地形が波動にアドバンテージをもたらしている。

加えて決定的な違いがあった。

戦闘へのモチベーション、すなわち、死をも怖れぬ敢闘精神である。



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