不眠症の眠れない夜

元アル中、初老の繰り言、戯れ言か、と。

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鼠の目#397(ほぼ全文はリンクで)

鼠の目・これまでの梗概

DNA.jpg


川崎真知子がなぜ妹・真理子の奪還を依頼したのか。

またそれをオレに依頼したのはなぜか。

こう考えると理屈が立つように思える。

そもそも川崎徳一を濫觴とし、真知子・真理子に連なる東アジア祭祀の統合という野望があった。

それは古代東アジアの民草に、日本海を中心とする環日本海文化ともいうべき交流があったはずだ、という思い込みに端を発している。

であるなら、今ある各国の祭祀も、その源を辿れば、必ず一つの本質にたどり着くであろう、と川崎一族は発想した。

その祭祀の源こそ、東アジア人民に受け継がれるDNAとも呼ぶべきものだ。

そのDNAを呼び起こせば、東アジアは西洋のキリスト教的合理主義支配から脱却でき、圧倒的な精神の楽土が建設可能であろう。

ならば、その祭祀を司る血を作り出さねばならない。

ために、川崎徳一は古朝鮮王族の末裔を、さらに廃宮家の血脈を川崎家に合流させ、川崎姉妹という一応の完成形をみた。

つまり祭司、すなわち教祖は誕生したのである。

次の段階は祭祀を組織化することだ。

有体にいえば宗教法人化することで組織を作り、文字化することで教義を打ち立てることだ。

川崎徳一の遺言がどのような形で徳永高男や文龍名に引き継がれたか、それは判然としない。

しかし、間違いなく今の波動という組織に反映されているに違いない。

さらに付け加えるなら、川崎一派は「東アジアに一貫して流れる祭祀の本質は波動という名で認識される」と踏んだのだろう。

文龍名らの働きにより、波動は次第に組織としての体をなし、徐々に勢力を広げていった。

ただし、文龍名も徳永高男も非合法闇社会からの転入だ。

組織の拡大に伴う軋轢や、強引な勢力伸張を支えたのは、彼らの経歴と腕力である。

無論、組織の維持発展には人もモノも金もいる。

人には宮崎一平という無垢な青年もいれば、長田のようなゴロツキもいる。

またヤミで秘匿したカラシニコフもある。

さらにインチキ科学で信者から巻き上げた金もある。

目的はただ一つ。

東アジアの祭祀を統合するということ。

その成就のために、川崎一派、すなわち波動は武装も詐欺も人殺しも厭わなかった。

一体、誰がなにを担うか、そんなことは埒外の話だった。



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