鼠の目#401(ほぼ全文はリンクで)

鼠の目・これまでの梗概

給食


オレは黴臭い倫理観でできているのかもしれん。

なにか極めて重大なことが、人の中からスッポリ抜け落ちてしまっていると思えてならない。

自分自身は無謬である、と慎みを忘れ、自我が極限まで肥大化しているんじゃないか。

個性重視、とかいう耳あたりのいい言葉の下にな。

個性重視もよかろう。

ただし、前提は必ずある。

個性を支える常識や品性を磨いた上で、と但し書きが欠落しているんだ。

おのが欲求を野放図に満たすことが個性重視、なのか?

バカなことをいうな。

欲しいもの、やりたいことは必ず手に入れる、やる、手段・方法は問わない、これが今の個性重視だ。

おかしいだろうが、こんなこと。

それは若造だけじゃない。

いい歳をした年齢的に大人と呼べる年代ですらそうだ。

要するに果てしなく知的レベルが下がっている。

品性、常識が崩壊している。

社会全体が幼稚を是とし、それをむしろ慫慂しているのだ。

幼稚イコール無垢純真というバカな通念が跳梁跋扈しているのだ。

卑近な例をあげよう。

ガキの給食費を払わねぇバカ親がいる。

生活困窮とか、ふむ、さもありなん、という理由じゃない。

給食を出してくれ、と頼んだ覚えはない、と。

そうか。

じゃあ、ガキに弁当持たせろ。

一切、給食には手をつけるな。

コンビニ弁当でも、カップラーメンでもいい。

カップ麺ならお湯くらい出してやる。

のうのうと食っておきながら、頼んだ覚えはないだと?

はっきりいうが、それは食い逃げという。