鼠の目#418(ほぼ全文はリンクで)

鼠の目・これまでの梗概

<主な登場人物>

オレ=初老のフリーランス便利屋、通称、鼠。説教多し
オカマのマリー=オカマバーの女将、陸上自衛隊OB
ケンスケ=オレの助っ人、仏外人部隊脱走兵
山下=定年前の所轄の刑事
和田由美子=事務所の雑用を請け負ってくれている素敵な女性
和田洋子=和田さんの一人娘
川崎真知子=オレの依頼人。川崎徳一の孫
川崎真理子=真知子の妹
徳永高男=波動研究会の会長、川崎徳一の嫡外子
文龍名=カルト教団・統合真理教会のボス、波動の最高幹部も兼ねる
後藤=徳永の部下、事務方、対外折衝部門の長
宮崎一平=和田洋子のサークル仲間。波動研究会の末端メンバー
長田=波動のメンバー、上島上等兵の息子、徳永の非公然活動を担う
滝川順平=靴屋の隠居、川崎徳一の戦友
川崎徳一=本名・李光徳、川崎姉妹の祖父
川崎良子=川崎徳一の夫人。川崎聖一の母。古朝鮮の祭祀一族の末裔
川崎聖一=川崎徳一の息子であり、川崎姉妹の父。徳一の死後、失踪
川崎篤子=川崎聖一の妻。川崎姉妹の母。廃宮家の末裔
上島上等兵=滝川、川崎の終戦時の上官。長田の父親

カノッサ

不安のない人間なんていないのだ。

無論、その人の揺らぎの大きさにもよる。

また、属人的な性格にもよる。

すべてがすべてカルトに騙されるともいえない。

しかし、ハマル人は真っ逆さまに墜落していくのだ。

そこでカルトは物質にや眷属、家作、恒産に囚われる心が不安の原因といいだす。

そんな恒産は教団に寄進しなさい、と。

ここがヤツラの最大の目的だ。

詐欺の詐欺たる由縁だ。

心理的支配を貫徹し、結果としてカルトが肥え太ることを目的にしているのだ。

確かに寄進はいかな宗教にもある。

民俗、習俗としてもある。

しかし、それは無私の精神生活に閉じている行為であって、決して寄進そのものが目的ではない。

あー、説教、能書きもどえらく長くなってきた。

また垂れまくらなきゃならんかもしれんが、ここでいいたかったことを、なるべく簡単に言おう。

ならば箇条書きがいいかもしれんな。

すまんが明日にさせてくれ。

水増しでもなんでもない。

区切りが必要なだけだ。