不眠症の眠れない夜

元アル中、初老の繰り言、戯れ言か、と。

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鼠の目#421(ほぼ全文はリンクで)

鼠の目・これまでの梗概

中継

道幅が広くなったところに、立派な公共トイレと駐車場が整備されたパーキングが突如、というかんじで建っていた。

これも道路特定財源の賜物、ってわけだ。

ケンスケはカローラの鼻先を回し、車体を駐車場につっこんっだ。

「これから林道に入るからな、トイレ休憩といこう。お誂え向きに灰皿も置いてあるしな」

ケンスケのその言葉に車外に降り、オレは強張った身体を屈伸させた。

ケンスケとともに煙草を吸い込んでいると、TV中継車が、その巨体を反対方向から滑り込ませてきた。

灰白色のボディに準キイ局のロゴが描かれていた。

ドアがあくと、何人かの若い男が小走りにトイレへ駈け込んでいった。

学生アルバイトかもしれん。

二本目を吸い終わるころ、また若者たちは小走りで中継車に戻ると、その大きなボディはオレたちが通ってきた方向へ走り出した。

「マスコミまで動き出したか…」とオレは呟いた。

「多分、ね。逆方向に走り出したのは、おおかた、正面から波動のキャンプに向かうのだろう、と推測するけどね」

オレも全面的に支持する。

マスコミとてバカじゃない。

大抵はサラリーマンそのものの出世志向と事なかれ主義のヒネクレ者ばかりだが、なかにはとてつもなく切れる男がいる。

そいつが前線の指揮官であれば、見事にマスコミがマスコミとして機能する。

マスコミをマスゴミと一刀両断するバカがいるが、そいつらがマスコミにいれば、そいつこそ間違いなくマスゴミの一人にしかならん。

普通、オレは違うと思い上がるバカを、無能の夜郎自大という。

無能の前向きは迷惑なばかりでなく、夜郎自大の跋扈は全体の知的レベルが下がるだけだ。

こういうバカこそ、組織には不要なゴミだ。

組織は人動かすものなのだ。

冷静な師団長と優秀な下士官、それの勇猛果敢な兵士がいれば、軍隊もマスコミ、いあや、会社も組織も完璧に機能する。

直属上官は常に後を任せるべき人間を育てる、このことにのみ専心すべきなのだ。

そこらあたりが理解できるとできないでは、組織力が天と地ほどに違うのだ。



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